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プレスリリース

金融機関における独自ブロックチェーン活用に関する実証実験を開始

「ソニー銀行」がSunrise MyLayer Prototypingプログラムに採択

2025年6月26日
ソニー銀行株式会社

ソニー銀行株式会社(代表取締役社長:南 啓二/本社:東京都千代田区/以下 ソニー銀行)はモジュラービリティに特化したブロックチェーン「Sunrise」を開発するCAUCHYE ASIA PTE. LTD.(シンガポール、代表:木村 優、以下 CauchyE)の提供するMyLayer Prototypingプログラムに採択され、規制に準拠したシームレスなweb3(*1)サービスの提供に向けた専用ブロックチェーンの活用に関する実証実験を開始することをお知らせします。

1.目的

今回の実証実験では、金融機関において、規制遵守や利用者保護を目的とし、CauchyEと共同で、専用ブロックチェーンの活用の可能性に関する検討を開始します。ソニーグループが提供するブロックチェーン Soneium™(*2)との相互運用性も検証していきます。

本実証実験のテーマ

  • 金融機関における独自ブロックチェーン活用に関する技術的および法的課題の洗出し(Sovereign Rollupの活用やForce Txを防ぐアーキテクチャの検討など)
  • ステーブルコイン(*3)の利活用に特化した独自チェーンの実現
  • Soneiumとの連携を含む相互運用性の実現
  • Sunriseの流動性活用を含む、金融機関などによる顧客へのDeFiの提供にむけた論点の検討(*4)
2.背景

web3の経済圏が世界的に拡大する一方、利用者保護の観点や、分散性・匿名性の観点からマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与への対策、金融機関におけるブロックチェーンの活用に関する法的整理など多数の課題があります。
2025年5月28日(水)のプレスリリース(*5)にて発表した高度化等会社での事業展開も見据えながら、リスクベース・アプローチの帰結として、不正な資金利用への対策は十全に尽くしつつ、安心安全で利便性の高いブロックチェーンの拡大に向けて企図するものです。

また、ソニー銀行はweb3におけるクリエイター・ファン層で構成される経済圏の拡大に向けて昨年「Sony Bank CONNECT(*6)」をリリースし、多くのかたにご利用いただいています。本実証実験の対象とする専用ブロックチェーンについても「Sony Bank CONNECT」との連携を見据えて検討を実施して参ります。

3.CauchyEおよびSunriseについて
CauchyEはProof of Liquidityを中核に据え、DA Layer(データ可用性レイヤー)とLiquidity Hubを組み合わせた、世界唯一のInterliquid NetworksのためのL1ブロックチェーン「Sunrise」を開発しています。

以上