外国為替証拠金取引(FX)

法定証拠金チェック

ソニー銀行では、火曜日から土曜日の午前6:55(米国夏時間の場合は午前5:55)におけるお客さまの有効証拠金が、法律で定める額以上であるか確認します。

法律で定める証拠金額(法定証拠金額)は、取引の額(想定元本)の4%のことで、保有している未決済建玉の建玉数量×チェック時点のレート×4%で表されます。

法定証拠金額の計算式

有効証拠金

法定証拠金額

法定証拠金額=保有している未決済建玉の数量×チェック時点のレート×4%

  • チェック時点のレートは、ビッドとアスクの中央値(ミッド)を用います。
  • 対米ドルの通貨ペアの場合は次の計算式になります。
    有効証拠金≧保有している未決済建玉の数量×チェック時点の対米ドル通貨ペアのレート×チェック時点のUSD/JPYレート×4%

法定証拠金不足となった場合

法定証拠金チェックの結果、有効証拠金が法定証拠金額に満たない場合(法定証拠金不足の場合)でかつロスカットが実施されない場合、お客さまは同日の午後3:00まで(土曜日の早朝に発生した場合は月曜日の午後3:00まで)に法定証拠金不足額を証拠金口座に差入れる必要があります。

  • 法定証拠金不足額の差入が必要となった場合、メールでご連絡します。
  • 法定証拠金不足額は、法定証拠金チェック時点における、お客さまの有効証拠金が法律で定める証拠金額に満たない分の金額です。

法定証拠金不足額の入金が確認できるまで、お取引を停止するため新規注文はできません。また、発注中のすべての新規注文を取消します。

法定証拠金不足額

法定証拠金額

有効証拠金
(証拠金チェック時点)

法定証拠金不足額の差入がない場合の強制決済

期限までに法定証拠金不足額のご入金が確認できない場合、お客さまのすべての建玉を当社所定の方法で反対売買(強制決済)します。

法定証拠金チェックの流れ

午前6:55(米国夏時間の場合は午前5:55)に法定証拠金チェックをします。ここで法定証拠金不足が確定すると、新規注文を停止し、メールにて法定証拠金不足額の差入のご連絡をします。午後3:00までに法定証拠金不足額の差入があった場合は、新規注文停止の解除をします。午後3:00までに法定証拠金不足額の差入がない場合は、すべての建玉を強制決済します。強制決済が行われますと、翌営業日の午前6:55(米国夏時間の場合は午前5:55)に新規注文停止の解除をします。なお、いずれの状態でも、有効証拠金がロスカット基準額(証拠金維持率が80%となる水準)未満となった場合はロスカットされます。

法定証拠金チェックの流れイメージ図

「法定証拠金チェック」のポイント

法定証拠金不足の発生する場合について
法定証拠金チェックで「法定証拠金額」に「有効証拠金」が満たない状態となる場合は、ソニー銀行のロスカットが発動する状態になります。
従って、法定証拠金不足が発生する場合には、通常、ロスカットが発動することになります。ただし、法定証拠金チェック後に急速な相場変動により有効証拠金が回復した場合などは、法定証拠金不足の状態であっても、ロスカットが発動されない場合があります。この場合でも「証拠金規制」に該当し、法定証拠金不足額の入金がない場合には新規注文はできません。

平成21年8月3日(月)に公布された「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」(平成22年8月1日(日)施行)により、取引の額(想定元本)の4%以上の証拠金の預託を受けずに業者などが顧客に外国為替証拠金取引を行わせることが禁止されました。
これを受け、ソニー銀行では法定証拠金チェックを実施しています。