外国為替証拠金取引(FX)

外国為替証拠金取引の重要事項

外国為替証拠金取引は預金ではなく、相場の変動や金利差によりお客さまがお預けになった証拠金以上の損失が発生する可能性があります。お取引の際には、必ず次の内容および、ウェブサイトの外国為替証拠金取引約款商品詳細説明書、契約締結前交付書面である外国為替証拠金取引説明書をご確認のうえ、ご自身で投資判断を行ってください。

金融庁からのおしらせ(パンフレット)

1.外国為替証拠金取引のリスク

  • 外国為替証拠金取引は、取引対象である通貨の価格の変動により損失が生じることがあります。また、取引対象である通貨の金利の変動によりスワップポイントが受取から支払に転じることもあります。さらに、取引金額がその取引についてお客さまが預託すべき証拠金の額に比して大きいため、その損失の額が証拠金の額を上回ることがあります。
  • 相場状況の急変により、ビッド(Bid)価格とアスク(Ask)価格のスプレッド幅が広くなったり、レートの提示が困難になる場合があり、お客さまの意図した取引ができない可能性があります。

2.証拠金に対する付利

外国為替証拠金取引の証拠金に対する付利はありません。

3.外国為替証拠金取引に関する手数料

取引手数料(新規・決済) 1取引単位あたり0円(片道)
デリバリー(現物受渡決済)手数料
通貨ペア 1取引単位あたりの手数料
米ドル/円(USD/JPY) 1,000円
ユ-ロ/円(EUR/JPY) 1,000円
英ポンド/円(GBP/JPY) 3,500円
豪ドル/円(AUD/JPY) 3,500円
NZドル/円(NZD/JPY) 3,500円
カナダドル/円(CAD/JPY) 3,500円
スイスフラン/円(CHF/JPY) 3,500円
香港ドル/円(HKD/JPY) 600円
南アランド/円(ZAR/JPY) 1,200円
SWEクローナ/円(SEK/JPY) 600円
コンバージョン(証拠金間両替)手数料 0円

1万通貨単位あたり

4.スプレッド

当社が提示するビッド(Bid)とアスク(Ask)の間には差額(スプレッド)があり、取引コストとしてご負担いただきます。従って、新規約定時と決済約定時の為替相場に変動がない場合でも、預入証拠金に対して損失を被る場合があります。なお、スプレッドは、市場の状況によって変化しますので常に一定ではありません。

5.必要証拠金

証拠金の受入

証拠金は、お客さまの当社普通預金口座からの振替のみ受入可能です。代用有価証券の受入はできません。
なお、外貨普通預金口座から振替入金された証拠金は、外国為替証拠金取引の実勢レートを用いて円換算した金額を証拠金として評価します。

ブラジルレアル・中国人民元(CNH)預金は、外国為替証拠金取引口座に振替えることはできません。

必要証拠金

発注中必要証拠金
発注に必要な証拠金は次の通りです。
  • 対円通貨ペアの場合
    お取引数量(万通貨単位)×注文価格(*1)×5%
  • 対米ドル通貨ペアの場合
    お取引数量(万通貨単位)×注文価格(*1)×5%×USD/JPYのレート(*2)
  • (*1)ストリーミング注文の場合、お客さまが指定したスリッページ許容幅を加味して計算します。また、成行注文は注文価格がないため、最新のレート(売り注文の場合Bid、買い注文の場合Ask)で計算します。
  • (*2)Midレート(BidとAskの中央値)で計算します。
建玉必要証拠金
建玉を保有するのに必要な証拠金は次の通りです。
  • 対円通貨ペアの場合
    お取引数量(万通貨単位)×新規約定価格×5%
  • 対米ドル通貨ペアの場合
    お取引数量(万通貨単位)×新規約定価格×5%×USD/JPYのレート(*3)

(*3)Midレート(BidとAskの中央値)で計算します。

ある通貨ペアに対して買建玉と売建玉を同時に保有している(両建)場合、売買の別ごとに建玉必要証拠金の合計額を算出し、その大きい方をその通貨ペアの建玉必要証拠金としたうえで、すべての通貨ペアの必要額を計算する「MAX方式」での計算となります。

なお両建は、AskとBidの価格差、手数料などを二重に負担すること、売建玉と買建玉のスワップポイントの差を負担することなど、お客さまにとってのデメリットがあり、経済合理性を欠くおそれがありますので、十分ご注意ください。

証拠金を所定の日時までに差入れない場合の取扱

当社が請求した証拠金をお客さまが所定の日時までに差入れなかった場合には、当社は、当該外国為替証拠金取引を決済するため、任意に、お客さまの計算において建玉の反対売買を行うことができます。(お客さまが外国為替証拠金取引に関し、当社に支払うべき金銭を支払わない場合についても同様です。)

差引計算

期限の到来、期限の利益の喪失、その他の事由により、お客さまが当社に対する債務を履行しなければならないときは、当社が、当社の判断により、当該債務とお客さまの本取引に関わる債権とを、その債権の期限に関わらず、お客さまに事前に通知することなくいつでも相殺することができるものとします。
また相殺ができる場合には、当社は、事前の通知および所定の手続を省略し、お客さまにかわりお客さまの諸預け金の払戻を受け、債務の弁済に充当することができるものとします。この場合、当社はお客さまに対し充当した結果を通知します。

6.ロスカット、法定証拠金チェック

ロスカット

有効証拠金がロスカット基準額(証拠金維持率が80%となる水準)未満となった場合、損失の拡大を防ぐため、すべての有効注文を取消したうえで、すべての未決済建玉を成行で反対売買します。

ロスカット判定処理および強制決済処理は、外国為替相場の急激な変動の影響を受けるため、必ずしもロスカットの水準で強制決済処理が完了するとは限りません。そのため、強制決済されるレートがロスカットの水準から大きく乖離して約定することがあり、有効証拠金が建玉必要証拠金に対し80%を下回る水準で強制決済されたり、預入証拠金以上の損失が発生したりする可能性があります。

法定証拠金チェック

毎営業日の午前6:55(米国夏時間期間中は午前5:55)に、有効証拠金が未決済建玉の想定元本の円評価額の4%以上を満たしているかを確認します。
満たしていない場合は法定証拠金不足額を期日(当日の午後3:00、土曜日に発生した場合は月曜日の午後3:00)までに追加で差入れいただきます。期日までに法定証拠金不足額の追加差入れがない場合、すべての有効注文を取消したうえで、すべての未決済建玉を成行で反対売買します。また、法定証拠金不足額を差入れいただくまでは、外国為替証拠金取引の新規注文、振替出金を停止します。

7.コンバージョン(証拠金間両替)

ある通貨の証拠金残高がマイナスとなった場合、残高のある通貨からマイナスとなる通貨に証拠金を自動的に両替します。

コンバージョンのレートは、コンバージョンが実行される当日の日本時間午前6:55(米国夏時間は日本時間午前5:55)のレートとなります。

8.取引できるかた

外国為替証拠金取引をご利用できるかたは次の条件を満たす必要があります。

  • (1)ソニー銀行に普通預金口座を開設していること
  • (2)本取引のしくみ、リスクについて十分理解し、自己の判断と責任において自己の資金により自己のためにお取引すること
  • (3)本取引に関する約款ならびに関連する他の約款の内容を承諾すること
  • (4)本取引にかかる書面(金融商品取引法で定める交付書面を含みます)の電子交付に同意すること
  • (5)日本国内に居住する18歳以上の行為能力を有する個人であること
  • (6)当社からメール、電話および郵送で常時連絡が取れること
  • (7)お客さまの資産運用の目的が「元本割れリスクを許容して、資産運用を検討する。」であること
  • (8)投資資金として100万円以上の余裕資金があること
  • (9)金融先物取引業協会の会員に所属して金融先物取引業務に従事していないこと

9.その他の重要事項

  • ソニー銀行の普通預金口座をお持ちでないお客さまは、まず口座開設が必要です。口座開設のお申込完了後、キャッシュカードが届くまで、10営業日程度かかります。
  • 取引システムまたは金融商品取引業者などおよびお客さまを結ぶ通信回線などが正常に作動しないことにより、注文の発注、執行、確認、取消などが行えない可能性があります。
  • お客さまが注文執行後に当該注文に関わる契約を解除すること(クーリングオフ)はできません。
  • 預入証拠金、為替損益、スワップポイント損益を合計したお客さまの資産は、法令に基づき、信託銀行にて信託保全し、ソニー銀行の自己の資産とは明確に区分して管理します。
  • ソニー銀行の業務または財産の状況が悪化した場合も信託銀行にて信託保全し、当社の自己の資産と区分して管理しているお客さまの資産は返還されますが、信託保全する前のお客さまの資産については、当社に対する一般の債権者と同様に取扱われ、返還が困難になることで、損失が生じるおそれがあります。
  • ソニー銀行は、インターバンク(銀行間取引)市場参加金融機関として、お客さまとの取引から生じる当社のリスクの減少を目的とするカバー取引を含め、当社の業務として外国為替取引を行っています。