Sony Bank GATE
事業内容
このページは株式会社リンクジャパンから提供された情報を記載しています。
コンセプト
外出先からでも家電の操作を可能とするIoTデバイス eRemote pro を完成させ、成長著しいスマートホーム市場の獲得を目指します。

製品機能

特徴
電流センサーを内蔵することで、これまでのスマートリモコンではできなかったエアコンのON/OFFをリアルタイムに測定できる機能を搭載。アプリを通じてエアコンの稼働状況が確認できるので、操作通りに稼働しているかわからなかった不安を解消します。
家電本体にタイマー機能が付いてなくても、eRemote pro を通じてタイマー設定できます。「平日だけ」「同じ日に複数回」など設定は自由自在です。例えばエアコンの設定温度を夜中の1時~4時は24度、4時~7時は27度といったように時間と温度を自由に設定することもできます。
急いでいる時や就寝時にワンタッチで複数家電をON/OFFすることができます。
開発状況と今後の予定
2017年7月時点、製品の開発状況としては、eRemote pro の筐体となる金型製作が完了しております。ソフトの開発状況としては、ローカライズの実装が完了している状況です。今後は、多くの機能を小さな筐体におさめるため、PSE(電気用品安全法)をクリアするのに必要な各安全性テストを実施します。また、eRemote pro の新機能を実装するため、システム開発とサーバー構築を進めて参ります。
資金使途
- 内訳
- 製造開発費用:100%
調達した資金は、PSE(電気用品安全法)をクリアするのに必要な各安全性テストの実施費用と新機能の開発費用として使う予定です。本事業を遂行するうえで資金が不足する部分については、同社の自己資金を充当いたします。
事業計画
事業計画売上高
42,480,000円
スケジュール
- ~2017年10月
- 試作品の完成、品質検証、認証取得
- 2017年11月
- 量産開始
- 2017年12月~
- 出荷開始・ECサイト(Amazonなど)、テレビ出演、雑誌やWebに記事を掲載予定
市場規模
スマートホームの市場規模は、世界的にみると、2016年の時点で170億米ドルですが、2030年までにおよそ30倍の4,000億米ドルになるといわれており、今後アジア最大の推進力となるのは日本と中国であるといわれています。
スマートホームの普及に欠かせないのが「スマートフォン」と「家庭用無線LAN」ですが、日本はスマートフォンの普及率では世界5位に入り、家庭用無線LANでも普及率は6割を超えているため、日本国内のスマートホーム普及に障害はありません。
また、超高齢化社会進行に伴い、各家庭での健康関連ソリューション需要を掘り起こすことでさらなる市場拡大が見込めます。
スマートフォン市場が上げ止まりとなった今、スマートホーム市場は次の有望な市場であると考えます。
以下参考文献をもとに株式会社リンクジャパンが作成
参考文献:
西村康稔, 『第四次産業革命』, ワニブックスPLUS新書, 2016年
ATKearney,『The Battle for the Smart Home: Open to All 』,2017年, https://www.atkearney.com/communications-media-technology/the-battle-for-the-smart-home/
事業の優位性
技術的優位
リンクジャパンは創業以来高い専門性を発揮するスマートホームデバイス企業として、さまざまなスマートホームデバイス(eシリーズ)を展開してきました。同社と類似のスマートホームデバイスを展開する国内企業は存在しますが、1社で複数製品を展開する競合はまだまだ少ない状況です。さらに、同社はパートナー企業と複数のスマートホームデバイスを企画・開発してきた実績があることから、競合他社と比較して技術的優位があるといえます。
販売実績
eシリーズの主力製品である eRemote は販売開始から2年足らずで総販売台数1万台を突破しました。
今回挑戦する事業で販売する eRemote pro は既存 eRemote の上級モデルであり、さらなるヒットを見込んでおります。
- <販売実績>
-
- eRemote ヨドバシカメラ家電リモコン分野売上1位 (2015年9月)
- eRemote 価格ドットコムリモコンランキング1位(2016年6月)
- eRemote Amazon AVリモコンランキング1位(2016年8月)
- <メディア掲載>
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- テレビ朝日「羽鳥真一モーニングショー」でeRemote が取り上げられる。(2016年9月)
- フジテレビ「フルタチさん」でeRemote mini が取り上げられる。(2017年2月)
- BS12「ドランクドラゴンのバカ売れ研究所」でeRemote mini & eSensor が取り上げられる。(2017年3月)
開発・生産体制
eRemote pro は開発と生産それぞれ実績豊富な企業をパートナーとしてむかえ事業化に臨んでおります。
- <開発体制>
- IoTの中でもスマートホームデバイスに特化した開発を行う企業をパートナーとすることで、短期間で完成度の高い製品開発を可能としております。パートナー企業はスマートホーム市場を牽引するであろう中国市場の中でもマーケットリーダーであり、世界的展示会のIoT部門でも優勝経験がある企業です。
- <生産体制>
- IoT製品を月間10万台生産する能力と体制を備える企業をパートナーとしております。日本の上場企業の工場検査もクリアしており、一流の生産ラインを持ちながら品質を維持し安定供給できる点を高く評価されております。既存のeシリーズ製品の生産も同企業が行っております。
ターゲット
留守をしているペットの熱中症対策として需要が考えられます。
身体が不自由でも、手元のスマートフォンひとつで家電を操作できるので、動き回る必要がなくなることから、高齢者とその介護をする世帯からの需要が考えられます。
帰宅前に、室内を快適な環境にしておいたり、不在時には照明をONにすることで防犯対策になることから、家を空けることが多い世帯からの需要が考えられます。
さらに、電気のつけっぱなしということもなくなるため、省エネ効果も期待できます。一人暮らしの方にもおすすめです
販売戦略
既存のeシリーズで取引実績のある大手家電量販店および通販サイトを主力販路とする予定です。販売促進の為、販促リーフレット、POP、Webサイトを作成します。販売開始後、マスメディアへの露出により、eRemote pro の販売促進を狙います。
また、法人向けに eRemote pro を提供することを計画しており、大手不動産会社と賃貸マンションに eRemote pro やその他製品を活用したスマートホームサービスの提供を推進していく準備を進めております。商談を進めるため、eRemote pro の展示やデモを行うスペースを拡充予定です。