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活動レポート
活動報告「大船渡温泉 応援ファンド」
2025年5月27日
株式会社海楽荘より「大船渡温泉 応援ファンド」の進捗と活動状況について報告がありましたのでお知らせします。
期間進捗 | 72ヶ月/85ヶ月(進捗率84.7%) |
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売上高実績/事業計画売上高 | 2,559,320,370円/3,488,000,000円(達成率73.4%) |
売上高実績に対する営業者のコメント | 3月の売上高は、林野火災による予約キャンセルの影響を受けました。残りの会計期間中に事業計画売上高に対する遅れを少しでも取り戻せるように全社一丸となって邁進しております。引き続きのご支援をお願い申し上げます。 |
売上高は試算表段階につき、正確性・網羅性について会計専門家(公認会計士もしくは税理士)による売上に関する帳簿および入金に関する確認は実施しておりません。
大船渡温泉をご支援いただいている皆さまへ
日頃は、大船渡温泉をご愛顧いただき、心よりお礼申し上げます。
コロナの影響を挽回すべく、皆さまのご支援のおかげで順調に業績を伸ばせておりましたが、2月に発生した大船渡市内での大規模林野火災により予約のキャンセルが相次ぎ、売上高に大きく影響しました。
この林野火災は、4月7日に鎮火宣言となりましたが、平成以降国内最大規模の林野火災となり約3,370haを焼失し、1名が死亡、住家87棟を含む222棟が被害を受けました。この間、市は延焼地域住民に避難指示を行いピーク時は4,600人弱が避難を余儀なくされておりました。
幸いにも火災現場は、大船渡温泉から遠かったため、当館には物理的な被害はなく、従業員にも被災したものはいませんでした。そのために、当館ではいち早く避難者に大浴場入浴を無料開放し、また避難所に寝具の提供も行いました。さらには、組合活動で行った炊き出しにも参加し、これらの活動は現在も継続しています。
活動の様子は、テレビや新聞などでも報道されましたので、見聞きされたかたもいらっしゃるかと思います。これらの活動は1ヶ月以上もの期間に及び、メディアで報道されたインパクトは大きく、当館を含む市内全域が大災害に遭っているという認識をされているかたも少なくないように思います。
大船渡温泉では、林野火災中においても通常営業を続けておりましたので、上記のような支援活動ができたわけですが、火災発生後から旅行目的のご来訪者は激減しており、その状況は今でも続いております。まるでコロナ禍に逆戻りしたようですが、私たちは何も問題なく営業しておりますし、市内も平常に生活できております。旅行に来られても何も困りませんし、私たちが困らせません。
この状況を改善するべく、岩手県、大船渡市では、各種キャラバンを行い大船渡へのご来訪をアピールしていますが、それはあまり目立っていない印象です。
このままでは、本当に市内観光関連事業者の存続が危ぶまれます。一人でも多くのかたにこの事実をお知らせしたいので、ぜひ皆さまのご家族やご友人、会社の同僚の皆さまにもこれを共有いただけると幸いです。
大規模林野火災という大災害のあった大船渡の市街地は、災害前と変わらない状況にありますので、ぜひお立ち寄りいただきたいと思います。
投資家の皆さまにはご心配をおかけしておりますが、引き続き本ファンドならびに大船渡温泉へのご支援をよろしくお願いいたします。
大船渡温泉 支配人 志田 繕隆
以上、株式会社海楽荘からの報告でした。