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活動レポート

活動報告「自分たちの手で国づくりをする持続可能な応援ファンド」

2021年10月20日

テラオライテック株式会社より「自分たちの手で国づくりをする持続可能な応援ファンド」の活動状況について以下の通り報告がありましたのでお知らせします。

はじめまして。テラオライテック株式会社、会長の寺尾忍と申します。
この度は弊社プロジェクトに共感頂き、ありがとうございます!
本プロジェクトのスタートとなったカンボジアは未だ新型コロナウイルスの影響でロックダウンされている都市も多く、養殖及びインフラ整備事業も中断している状況ですので、期間中に動きのあったUZ(ウズベキスタン)プロジェクトについて報告させて頂きます。

6月30日~7月8日の日程で2020年12月設立のウズベキスタン現地法人に行ってきました!
UZ地方部の下水道について、大規模な管路網や処理場の整備はコストがかかり、将来的な維持管理は現実的ではありません。下水道のような1箇所に汚水を集めて処理する中央処理ではなく、個別に処理を完結させる浄化槽の導入が必要であると考えています。

事業の目的は日本の浄化槽技術と水栓トイレ、浄水器などの普及による衛生環境の向上です。弊社は本事業を通じてUZの水と衛生に関わる問題を解決するとともに、国内産業を充実させ、雇用を多く生み出したいと思っています。このような社会課題を解決すべく、日本の浄化槽技術を売り込みたいと考えています。

今回の渡航ではまず対象国内での浄化槽の認証取得のために上下水道管理機関O'zsuvta'minot AJに対しデモを実施するための打合せを行いました。
また、関係官庁や本社、工場進出予定の州知事などとも打合せを行いました。

ANDIJAN州知事、外国貿易投資省と面談を行いました。

在日UZ大使と面談し、建設省との打合せも行いました。

XORAZM州知事との面談はWEBNEWSで報じられました!

帰国後になりますが、上下水道局へのデモが決定し、同機関が指定したUrganch病院とAndijan保育園の2施設にて浄化槽テスト施工実施(9月末完成)。現在は性能試験中です。

同機関に性能の実証をした上で国の認証をもらい、公共施設への導入、民間への普及を目指します。本プロジェクトが普及すれば、上下水道をとりまく衛生環境の改善に大きく貢献できることとなる上に、最終的に現地製造を前提としていることもあり浄化槽製造、販売、施工、維持管理、定期検査の5業種を育成することとなり、国内産業がとぼしく6割の国民が出稼ぎにでるという対象国の課題解決にも繋がります。またこの現地法人での利益はUZが抱える他の課題に再投資をし、さらなる国内産業の発展に貢献します。具体的には政府から依頼されている淡水魚(鯉)の養殖事業、CADオペレーターの育成事業をベースに先進国からの建築図面の作成事業を提案中です。

予定では10月には上下水道局の検査、認証を経て11月頃からUZ全土で浄化槽の販売を開始します。10月の渡航では販売代理店の募集や現地製造体制づくりの調査などを行う予定ですので、次回また進捗を報告させて頂きます。

UZから皆様にひとつ、紹介したい施設があります。
テレビ番組(アンビリーバボー)でも取り上げられたこともあり、ご存知の方も多いかもしれませんが、首都タシュケントにあるナヴォイ劇場を紹介します。

1966年の大地震で首都タシュケントの建物は殆ど崩壊しましたが、ナヴォイ劇場だけびくともしませんでした。 被災者の避難場所として活用されたこの建物を造ったのは、実は日本人なのです。ウズベキスタンはその当時旧ソ連の領土だったため、ロシアに抑留された日本兵捕虜のうち約500人がここに連れてこられ、ナヴォイ劇場の建設に強制労働させられました。(ろくに食べ物を与えられない劣悪な環境の労働は苛酷なもので、500人のうち79人が亡くなっています)しかし、彼らは強制労働であっても一切の手抜きをせず、真剣に責任感を持って建設作業に取り組みました。

その真面目な働きぶりに現地の人たちは次第に好意を抱きます。 日本兵捕虜に同情した現地の子供たちが、収容所の敷地にこっそり食べ物を差し入れることもありました。すると数日後、同じ場所に手作りの木のおもちゃが置かれています。それは日本兵からのお返しでした。 捕虜の身でありながら、受けた恩に精一杯の礼儀を尽くす日本人の行いに、ウズベキスタンの人たちは尊敬の念を抱くようになります。

その後、独立国家となったウズベキスタンは現在、中央アジアで一番の親日国。あの強制労働で亡くなった79人の日本人の墓地を、いまも国を挙げて大切に守っています。

日本人の貢献を称える石碑が劇場の壁面に設置されていました。

捕虜となっても尊敬される日本人の先輩方の生き様を、ウズベキスタンで学ぶことになりました。改めて日本人であることへの誇りを持って、これからもプロジェクトを進めて参りますので、引き続きのご支援、よろしくお願い致します。

以上、テラオライテック株式会社からの報告でした。