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活動レポート
活動報告「人と人をつなげる オンライン運動会応援ファンド」
2022年8月31日
株式会社運動会屋より「人と人をつなげる オンライン運動会応援ファンド」について以下の通り報告がありましたのでお知らせします。
2022年8月8日、文部科学省のプロジェクト「EDU-Port」の特別活動セミナーで、代表の米司隆明が講演をいたしました。講演タイトルは「運動会が子どもたちの未来をつくる~非認知能力を育む究極のチームスポーツ~」です。これまで世界7カ国で開催してきた運動会について、ご紹介いたしました。
- EDU-Portとは
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EDU-Portとは、官民協働のオールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開」を推進する事業です。当社も海外の子どもたちに運動会を展開する「UNDOKAIワールドキャラバン」事業を行っており、EDU-Portの応援プロジェクトに認定いただいていました(2020年度、NPO法人ジャパンスポーツコミュニケーションズ)。
今回のセミナーは、教育機関や民間企業・NPOなどによる海外展開の事例を紹介し、質疑を通じて、新たな海外展開の機会や日本型教育の強みについて考えるオンラインでのセミナーとなりました。 - 講演タイトル
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「運動会が子どもたちの未来をつくる~非認知能力を育む究極のチームスポーツ~」
2015年から「UNDOKAIワールドキャラバン」プロジェクトがスタート。これまで、インド、タイ、ラオス、グアテマラ、アメリカ、マラウイ、ルワンダの7カ国で運動会を開催し、およそ16,000人の人々が参加しました。セミナーでは、上記のタイトルで、これまでの活動を通して得た気づきや発見などをお話ししました。
- UNDOKAIワールドキャラバンの目的
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活動の目的は、運動会を通して、世界中の子どもたちが元気に笑顔で、互いを受け入れ違いを生かし合い、共に生きる力を育む事ができる世界をつくることです。
実際に現地へ出向いて運動会を開催するだけではなく、道具の寄付、競技のマニュアルを作成し、現地の先生方へレクチャーすることで、現地で持続的に運動会が開催できるようサポートをしています。 - 運動会が世界で受け入れられる理由
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運動会は日本独自の文化ですが、だれもが活躍できるという観点から、世界中で親しまれるチームスポーツであることを確信しました。
- 言葉が通じなくても、ルールさえ説明すれば競技ができる
- 宗教や男女の違いがあっても、貧富の差があっても行うことができる
- 使用する道具類は、その土地で材料を調達してつくればよい
- 運動会の効果
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運動会をするために、準備をしたり、練習をしたり・・・。こうしたことから、子どもたちは、自然に協力し合うことを学びます。また、活動を通して自分もチームに貢献できているという自己肯定感も育まれます。
現地からは、運動会を開催した後、勉強に対して意欲的に取り組み、テストの点数が格段に上がったとの報告もいただいています。
運動会では「チームワーク」「リーダーシップ」「コミュニケーション能力」など“非認知能力”が育まれますが、結果、試験の点数が上がるという、学力アップにも影響することがわかりました。運動会をすることによって成績が上がり、子どもたちの将来の選択肢が広がります。
創造力溢れる究極のチームスポーツ「運動会」を、今後も世界に広げるべく、私たちは活動を続けてまいります。
以上、株式会社運動会屋からの報告でした。