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活動レポート

活動報告「歴史を紡ぎ賑わいを創る山翠舎 古民家再生ファンド」

2024年4月2日

株式会社山翠舎より「歴史を紡ぎ賑わいを創る山翠舎 古民家再生ファンド」の進捗と活動状況について報告がありましたのでお知らせします。

はじめまして。
株式会社山翠舎 代表取締役社長の山上浩明と申します。

今回の「歴史を紡ぎ賑わいを創る山翠舎 古民家再生ファンド」では、多くのご支援をいただき、誠にありがとうございます。たくさんの応援コメントも頂戴し、とても嬉しく思いました。また、4口以上ご出資をいただいたかたを対象とした特典のトークイベントも開催いたしました。投資家のかたがたと直接言葉を交わすことで、弊社の事業に共感し応援してくださる投資家のかたがたのお気持ちを肌で感じ、私を含めた社内全体の士気が向上しました。

弊社は私の祖父・山上松治郎が長野県長野市で始めた小さな建具屋から始まりました。その後、父・山上建夫が住宅や商業施設の工事を請け負う施工会社へと業態を変え、現在3代目となる私の代では、古民家から得られた古い木材を使った商業施設の設計施工を主な事業としています。その他にも古民家の移築・解体や、空き家の古民家をリノベーションしテナントを誘致するディベロッパー業、コワーキング施設の運営など、従来の建設業には留まらない多岐にわたるビジネスを展開しています。

今回のレポートを通じて、みなさまに山翠舎の事業内容や取り組みを少しでも知っていただけたら嬉しく思います。

設計・施工事例:銀座 和牛想榮

古民家から得られた古木を使ったお店の紹介です。2024年1月28日にグランドオープンを迎えた、『銀座 和牛想榮』さん。お店のコンセプトは、”和(日本)を想い、『和牛』を世界に伝道する”。銀座という世界への発信力ある街で、日本の極上和牛と洗練された空間デザインを心ゆくまで堪能できるお店です。

店内に見える柱や梁には、大町・木曽・糸魚川の古民家から得られたものを使用しています。山翠舎では古民家の建てられた年代や場所、木材など入手ルーツが明確でトレーサビリティが確保されているものを古木と定義しています。

古木海外事業:メゾン・エ・オブジェ パリ 2024年1月展出展

山翠舎は2023年より古木の海外事業を開始しました。初年度は経済産業省、今年度はジェトロの支援を受け、欧州最大級のインテリアデザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ」にて、古木海外ブランド「SANSUI」のプロダクトを発表しています。開催期間中、欧州・北米・アジアから集まったバイヤー・デザイナー・建築家のかたがたの反応や会話を通して、古木・古民家の可能性を改めて感じました。

古木海外事業:シアスター・ゲイツ展

古木海外事業では、「メゾン・エ・オブジェ・パリ」をきっかけに、海外のアーティストやデザイナーと共同し古木を使ったアート作品や、プロダクト制作のプロジェクトが始動しています。その一つが、2024年4月24日から森美術館にて開催される『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』です。米国シカゴのサウス・サイド地区を拠点とし、彫刻と陶芸作品を中心に、建築、音楽、パフォーマンス、ファッション、デザインなど、メディアやジャンルを横断する活動で国際的に高く評価されているシアスター氏と山翠舎が共同し、古木を使用した展示什器を現在制作しています。

受賞情報:「ニューズウィーク日本版 SDGs アワード2023」最優秀賞を受賞

山翠舎は、『ニューズウィーク日本版』のSDGsパートナー企業として共にSDGsの推進に取り組んでいます。このたび、同メディアの「SDGs アワード2023」において、最優秀賞を受賞しました。また同アワードにおいて、経済部門賞も受賞しました。これにより弊社の活動が広く知られることで、古民家の建材を再利用する動きが活発になり、SDGsの一層の推進が見込まれます。

山翠舎では最新の施工事例やメディア情報を『山翠舎ニュースレター』にて定期配信しています。古木・古民家に興味があるかた、木に囲まれた居心地の良い飲食店がお好きなかた、山翠舎の事業を応援したいと思ってくださるかたなど、お気軽にご登録ください。

以上、株式会社山翠舎からの報告でした。