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事業内容
このページは株式会社福井洋傘から提供された情報を記載しています。
概要
江戸時代後期、小浜藩によって始まった洋傘づくり。以来、全盛期には800社を超える傘メーカーがひしめいていた「傘づくり」の産地としての歴史を持つ福井県。1972年、この地で創業した株式会社福井洋傘は、時代の流れに伴い同業他社が廃業を余儀なくされるなか、徹底した顧客志向と高品質な商品づくりで多くのファンを獲得し、国内でも残りわずかとなった手作業による洋傘製造会社として活動しています。同社の洋傘は、その美しさから「越前洋傘」として2016年に福井県から郷土工芸品に指定。2023年1月には羽田空港直結の「羽田エアポートガーデン」に初の直営店をオープンするなど、伝統を未来に受け継ぐための挑戦を果敢に続ける注目の企業です。
大手メーカーの下請けから高級洋傘メーカーへ飛躍
1972年の創業当初、同社は大手メーカーの下請けとして高級洋傘の製造を行い、その技術と品質が高い評価を受け、事業は順調に進んでいました。ところが、洋傘業界は安価な商品が市場にあふれ、生産拠点も海外へとシフトしたことで、多くの洋傘メーカーが廃業を余儀なくされました。そんなタイミングで父から事業を引き継いだ現代表取締役社長の橋本肇氏は、品質に徹底的にこだわったオリジナルの高級洋傘製造へと事業の舵を切りました。それは大量生産・大量消費という時流に反する、橋本氏による逆転の発想でした。販売経路は百貨店に活路を見出し、徹底的な顧客志向で高品質な商品づくりに取り組むうちに、高額であっても他にはない機能とファッション性を兼ね備えた「一生ものの傘」を求める人たちに支持されるようになり、高級洋傘メーカーとしての地位を確立。海外にも熱烈なファンを持つメーカーへと成長しました。
日本ならではの伝統文化高級傘から革新的な商品まで
同社では、福井県産の素材と技術を活用した全工程手づくりでものづくりを行っています。福井の地場産業である繊維・眼鏡・漆器の技術に、自社保有の最新機器による素材づくりを融合させることで、自由度が高く、小ロットの製造にも対応できる独創的なものづくりを実現。看板商品である布張りで仕上げた『蛇の目洋傘』や、大島紬や友禅など日本が世界に誇る織物や染物と職人技による生地を使った『伝統文化高級傘』など、工芸色の強い、まさに逸品と称されるラインアップを主力商品として揃えています。
また、地元の繊維メーカーと共同開発した超高密度のポリエステル生地を用いた商品『ヌレンザ』は、高い撥水性と耐水性を兼ね備えた「濡れない傘」として、高級自動車ブランドの関連グッズに採用されました。これにより、高級洋傘メーカー・福井洋傘の名が広く一般に知られることになりました。
なお、2024年夏には、新商品として男女兼用日傘の発売が予定されています。この商品は、独自の技術でセラミックを織り込んだ生地に備長炭をプラスすることで、紫外線のカットと体感温度の低下を実現。近年の温暖化や紫外線対策に効果を発揮することが期待されています。
海外にも熱烈なファンを持つ、日本発の洋傘メーカーの未来
これまで同社の商品は、全国の百貨店内の取扱店舗や催事、自社オンラインショップでの販売が中心でしたが、「都内に店舗を作ってほしい。」という多くの顧客のニーズに応えるため、2023年1月、「羽田エアポートガーデン」内に初の直営店を開設。同社の商品は以前からヨーロッパやアジアなどの外国人にも人気が高く、購入目的で来日し、わざわざ福井県にまで足を運んでくれる人も多くいました。そんな海外の顧客の利便性向上も、日本の空の玄関口である羽田に直営店を開設した理由のひとつです。
将来、国内のみならず、福井洋傘が製造する日本製の洋傘が、世界各地の街角を彩る日がやってくるかもしれません。福井洋傘は、そんな可能性を秘めた、日本が世界に誇れる洋傘メーカーなのです。
資金使途
調達資金は、株式会社福井洋傘の事業全般にかかる活動に使用します。
事業計画
事業計画売上高
25,000,000円
会計期間全体(6ヶ月)における合計です。
売上対象
本事業の売上は、株式会社福井洋傘の全売上が対象となります。
分配金の計算および支払いの対象となる売上は、事業計画売上高の25,000,000円を上限とします。