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活動レポート
活動報告「魚屋さんを身近に ご家庭で豊かなおさかな生活が送れる世の中を目指す おさかなファンド」
2025年6月25日
株式会社上町池澤より「魚屋さんを身近に ご家庭で豊かなおさかな生活が送れる世の中を目指す おさかなファンド」の進捗と活動状況について報告がありましたので、お知らせします。
期間進捗 | 1ヶ月/3ヶ月(進捗率33.3%) |
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売上高実績/事業計画売上高 | 34,494,446円/75,000,000円(達成率46.0%) |
売上高実績に対する営業者のコメント | 通販事業、卸売事業がそれぞれ好調で、売上高順調に推移しています。 |
上記売上高は試算表段階につき、正確性・網羅性について会計専門家(公認会計士もしくは税理士)による売上に関する帳簿および入金に関する確認は実施しておりません。
日頃から私どものファンドにご声援をいただきありがとうございます!
6月に入り、梅雨でじめじめとした毎日になりました。
当店はというと、父の日ギフトの対応で忙しくさせていただいておりました。
当店の主力商品は「わら焼きかつおのたたき」です。
高知ならではの商品ですが、今までずっと「冷凍しない」ことにこだわっております。
といいますのも、高知人は冷凍かつおをよっぽどのことがない限り食べません。
スーパーでさえ、相場が非常に高いときや水揚げがされないとき以外は冷凍かつおを販売しないお店がほとんどです。それぐらい高知人にとってかつおは身近で、冷凍なんて・・・と考えるかたが大半です。
最近では冷凍の技術進歩もあり、生のものと遜色ないレベルが実現できておりますが、冷凍たたきの問題点はその製造工程にあります。
かつおは非常に難しい魚で、同じ日、同じ漁場で釣りあげられていても1尾1尾で味が異なります。特に刺身ではどうしても臭くて食べられない個体(高知ではゴリ、ゴシ、ゲジなどと呼びます)が混ざります。
ゴリのメカニズムはいまだ正確には解明できておりませんが、かつお特有のもので、外見ではまったく見分けが付かず、さばいて身質を見てみないと選別ができません。これがやっかいで、ひどいときには3尾に1尾がゴリで使えない、なんてこともあります。
私どものような魚屋は、職人がさばいて身質の良し悪しを見極めて選別するので、お客さまの口にゴリが入ることはありません。しかし冷凍の場合は船上で凍結し、凍ったままカッターで加工し焼きの工程にはいりますので、このゴリの見分けができないのです。
そうしてこのゴリに当たったかたが、てきめんにかつおを嫌いになる、というのが繰り返されています。ですので高知人は冷凍かつおを食べないのです。
高知でも冷凍かつおを出す飲食店もありますが、その店は観光客向けで高知人は行きません。
高知のかつおが皆さん美味しいと評判なのは、この見極めをできる魚屋がいてこそだと自負しております。
高知人が食べないものを県外に出荷することに違和感があり、当店では昔から生のかつおのみをお送りするようにしております。足は早いですが、お喜びいただいております。
このようなかつおのたたきを父の日に、というお声も多く、毎年父の日はありがたいことに一年で1、2のご注文の多さで、忙しくさせていただいております。
5月の母の日、6月の父の日に続いて、7月は土用の丑の日、8月はよさこい祭りとこれから忙しくなります。頑張っていきます!
池澤本店のおススメ魚のご案内にご興味があれば、ぜひメールマガジンのご登録をお願いします。
以上、株式会社上町池澤からの報告でした。