Sony Bank GATE
活動レポート
活動報告「弘前発 伝統を紡ぐクリエイティブなものづくり 津軽塗たなか応援ファンド」
2025年11月28日
株式会社たなか銘産より「弘前発 伝統を紡ぐクリエイティブなものづくり 津軽塗たなか応援ファンド」の進捗と活動状況について報告がありましたのでお知らせします。
| 期間進捗 | 2ヶ月/3ヶ月(進捗率66.7%) |
|---|---|
| 売上高実績/事業計画売上高 | 9月、10月の売上実績は現在集計中につき、次回の活動レポートにて会計期間の実績をご報告します。 |
はじめまして。株式会社たなか銘産 代表取締役の田中寿紀です。
このたびは弊社のファンドにたくさんのご声援をいただき誠にありがとうございます。
弊社は創業79年を迎える青森の伝統工芸、津軽塗の製造・販売を手掛ける会社でございます。創業当時より「お客様に喜ばれるよいものを作る」ことを理念に、黄綬褒章・瑞宝単光章はじめ数々の賞を受賞した職人と、彼らの系譜を受継ぐ職人が、ひとつひとつ心をこめて製作しております。主力商品は、箸のほか、汁椀を中心とした和食器、茶道具、iPhoneケース、インテリア雑貨ですが、「さわるツガルヌリ」「透ける津軽塗」など、津軽塗のアイデンティティを活かした新しい塗表現の開発も積極的に行っております。
今回のレポートでは、2025年9月~10月の活動内容とふるさと納税のご案内をさせていただきます。
- 「透ける津軽塗」が青森県特産品コンクール工芸部門にて最高賞受賞
-
9月には青森県特産品コンクールの工芸品部門において、弊社の開発した「透ける津軽塗」が最高賞である青森県知事賞を受賞いたしました。昨年同コンクールでの「ゆいぬり」に続き、おかげさまで、2年連続の最高賞受賞となりました。
「透ける津軽塗」は、光源に対し透過性があるのが最大の特徴です。光源を近づける前の見た目は従来の津軽塗の美しさのままでありながら、光源を近づけると透漆部分が光を透過し、幾重にも漆の塗り重ね・研ぎ出しを繰り返した職人の手技、さらに津軽塗が持つ奥行きや立体感をより視覚的に楽しむことができます。漆芸による光の表現、とりわけ研ぎ出し模様による光表現は全国的にも前例がなく、伝統技法でありながらも新しい漆芸表現として、関係各所に相談をしながら今後の展開を模索しております。
本技法については2023年10月6日に特許技術の出願を完了しております。(出願番号:特願 2023-174351)現在は、ランプシェードの販売に加え、アートパネルや部材提供などの形でオーダーメイドにて塗加工のご相談を受付けておりますので、関心がございましたらお気軽にお問合せ下さいませ。

- 受賞式の模様(RAB青森放送のサイトへリンクします)
- 透ける津軽塗特集番組(RAB青森放送のサイトへリンクします)
- 青森県×特許庁事業 今後の展開について
- 青森県×特許庁事業にて「透ける津軽塗」ブランディングや用途開発・販路開拓などに取組んでおります。現在は3年事業の2年目に位置し、建材や内装用途などtoB分野を視野に検討を進め、来年には東京での展示会出展も計画しております。
- ふるさと納税のご案内
-
年末に近づいてきますと、おかげさまでふるさと納税での返礼品のお引き合いを多数頂戴しております。主な返礼品は、お箸・グラス(ゆいぬり)・和食器・お盆・座卓などですが、本年は例年以上にアイテムを拡充して準備を進めております。よろしければ、弊社の津軽塗をふるさと納税でもご検討いただければ大変幸いでございます。(一部商品は受注生産後のご納品となります。)

以上、株式会社たなか銘産からの報告でした。