プロジェクト紹介
利便性や価値提供を通じて満足度を高めたい
勘定系システム更改プロジェクト

ソニー銀行では、先進的でユニークな商品・サービスをスピード感をもって提供していくため、従来の密結合で複雑化・肥大化したシステム環境を、疎結合で効率性と柔軟性の高いプラットフォームへと刷新を進めてきました。
2025年5月に完了した新勘定系システムプロジェクトにより、先行してクラウド化を進めてきた周辺システムに加え、銀行サービスの提供における最も重要な勘定系システムについても、クラウド上に構築した次世代デジタルバンキングシステムへ移行しました。
このページでは新勘定系システムプロジェクトメンバーの想いなどをご紹介します。
勘定系システムを刷新するにいたった背景を教えてください。
旧システムは複雑で密結合になっており、新しい商品サービスの開発に期間やコストがかかるという課題がありました。
この課題に対してAWS(Amazon Web Services)を活用したクラウドオンリーで疎結合なシステムに刷新することで、ビジネスアジリティの向上を実現しました。
金融業界を取り巻く環境が大きく変化し、お客さまのニーズが多様化する中、迅速に新商品・サービスを提供、かつ、既存商品・サービスを柔軟に改良できる高いビジネスアジリティの実現が求められており、それを実現するために勘定系システムの刷新に至りました。

稼働開始までに、大変だったこと、どのように乗り越えたか教えてください。
プロジェクトではさまざまなインシデントや課題が発生しその対応も大変でしたが、それ以上に、長丁場のプロジェクトでしたので、チームの一体感やメンバーのモチベーション維持は重要なポイントでした。
密にコミュニケーションを取る事はもちろん、何でも相談しやすい雰囲気作り、課題解決へのフォロー、矢面には自ら立つなどを意識して実施しました。
最新のテクノロジーやソリューションを活用しつつ、お客さまに安心、安全にサービスをご利用いただくためには、リスク管理の観点からの評価が不可欠となります。
一方、その先進性ゆえ既存の基準や指針に基づくチェックのみでは不足する可能性があり、大変でした。
そのため、想定されるリスクは何であるかを考え、既存の基準や指針で不足する観点は独自に補いつつ、必要に応じ外部の専門家の助言も得ながら、慎重に進めました。
大規模な基盤移行のため移行に関係するベンダー各社、社内ユーザーなど多岐に渡り、円滑なコミュニケーションが求められたことが大変でした。
移行推進専任の部署を始めとするメンバーを中心に前広に関係各社、関係部署と情報の共有を行い議論を重ねながら準備を行うことで、移行当日は今まで準備してきたことを、ただ遂行するだけという気持ちで向かうことが出来ました。
社内で最も広範に利用されるシステムの更改プロジェクトであり、受入テストも膨大なパターンを実施したため、ときにはテスト中に想定外の事象が生じることもありました。
システムを実際に利用する業務部門のメンバーと密にコミュニケーションを取り、乗り越えていきました。

稼働後の周りからの反応などあれば教えてください。
稼働後、細かな障害は発生しましたが、ログインができない・振込ができないなどの重大障害は発生しませんでした。
外部のかたからは、このような先進的なシステムへの更改において重大障害が発生しなかったのはさすがの品質であり、新たな時代が来たというお声をいただきました。
新勘定系システムが安定稼働しており、「重大障害発生しているみたいだけど大丈夫?」といった心配の声が届くことはありませんでした。
クラウドネイティブな新勘定系システムが、旧システムと変わらず安定稼働していることの意義は、先進的でユニークな商品・サービスの提供などとは異なり伝わりづらい部分はありますが、これからも伝える努力を続けていきたいと思っています。
金融業界の知人やIT業界の知人から、プレスリリース記事を見て連絡を複数受け、改めて社会的にも先進的でユニークな取組であることを実感しました。
先日社外研修を受講した際、講師の方がクラウドネイティブなアーキテクチャの先進事例として当社の次世代デジタルバンキングシステムを紹介しており、あらためて意義のあるプロジェクトに携わっていたことを実感しました。
旧システムと比較し、安定性、可用性は確実に向上したと実感しております。
先進的な取組に挑戦し続けられる環境がソニー銀行の強みだと思っています。これからも社会的に注目を集められるような取組を続けていきます。
掲載内容は2025年10月時点のものです。





